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松尾貴臣

西千葉を拠点に、地域に根ざした音楽活動を行うシンガーソングライター・松尾貴臣。最新曲『きみに読む物語』が人気を集めている彼にインタビューを敢行! 西千葉から全国へと飛び出す松尾に同曲の誕生秘話や高知ライブの感想をはじめ、飛躍の年となった2007年を振り返ってもらった。
-まつおたかおみ-
 長崎県出身。高校卒業後、大学進学のため千葉県に。大学時代に結成したバンドの解散を機に、ソロ活動を開始。西千葉を中心に地元に密着した活動を展開し、2005年9月にデビューSg『そっと』をリリース。3rdSg『きみに読む物語』が「日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会 in 千葉」のイメージソングに決まるなど、着実にファンを増やしている。

松尾貴臣オフィシャルHP
http://www.omitaka.com/
  NEW SINGLE『きみに読む物語』
発売中/1200円
TVや新聞などにも取り上げられ、着実に人気を集めている話題曲。ポップでキャッチーなメロディにのせて、切なくも希望に満ちた力強いメッセージを聴く人に送る珠玉の楽曲。

■ライブお疲れ様でした!
松尾:ありがとうございます。かるぽーとのような大きな場所でやることがまだまだ珍しいので、すごく気持ちよくて純粋に楽しかったですね。

■今年2度目となる高知の印象は?
松尾:今回、気づいたんですけど、高知は僕の故郷・長崎県によく似ているなと思いましたね。電車が走っていたりして、ふと、長崎と同じような風景が見えることもあって。違和感があまりなかったですね。

■高知での3日間を振り返っての感想は?
松尾:長崎県出身ということもあってか、高知の言葉にそんな違和感がなくて。温かい人ばかりで、県外でやっているという気持ちはあまり感じなかったですね。普通に自分らしいライブができたなと思います。

■3日間の高知滞在中にいろんな場所でライブを行いましたね。1日に数カ所でライブを行うことはよくあるのですか?
松尾:いやぁ、流石にないですね(笑)。高知に来る前に千葉で4日間続けてライブをやって来たんですけども、それは1日1公演で取材とかもなかったんですね。なので、千葉の4日間よりも高知の3日間のほうが濃厚でしたね。

■会場が変われば、お客さんのタイプも変わると思います。そういった部分での不安やプレッシャーはありませんか?
松尾:そうですね。僕は珍しいタイプのミュージシャンで、活動の拠点である千葉ではレストランで歌ったり、学校のシンポジウムに呼ばれて歌ったりと、普通のライブ活動の他に地域に密接した場所やイベントで歌っているんですね。なので場所が変わって緊張したりすることはないですね。

■本当に珍しいタイプのミュージシャンですね。
松尾:千葉で、僕以外にそういった場所で歌うミュージシャンは知らなくて。結構、一人勝ちな部分があるんですね。僕は隙間産業と呼んでいるんですけど(笑)。それがよいかどうかは分からないけど、僕はそこにやりがいを感じているので、特に不安に感じることはありませんね。

■『きみに読む物語』が生まれるまでの経緯を聞かせてください。
松尾:この曲は、ある女性との出会いから生まれた曲なんです。その女性に捧げたいというのではなく、彼女の話を聞いた僕がインスピレーションを受けて、多くの人に伝えたいという気持ちから作った曲なんですね。その女性はガンで余命半年と宣告されていて、たまたまその人の講演を聞いたんですね。「私は後半年で死んじゃうけど、それでも強く生きます。泣きません」という話を聞いて、そんなことを言う人を初めて見たんですね。当時の僕はそういったことから目を背けがちで… だって考えたくないじゃないですか。だけど、そんな状況にありながらも強く生きようとする。その姿にハッとさせられて。

■そのような背景があったのですね。
松尾:その時は軽々しく曲を作ろうとは思えなくて…。自分が体験しているわけじゃないし、何を書けばいいのかも分からなくて。で、その後、偶然に彼女のブログを読んだんですね。闘病記もあったんですけど、大半は彼氏とのラブラブな日記ですごく幸せそうだったんですね。輝きながら強く生きている。人間ってそういう状況になると、愛情や家族の絆といった根本的な部分に頼るし、そこが大切なんだと思って。そうすると僕にも家族が居て、その気持ちは分かるなって。そうして生まれた曲が『きみに読む物語』です。

■「笑って別れよう」「離れていても、明日は素敵な日だよ」という歌詞が印象的でした。
松尾:隠れテーマとして死別というのがあるんですけど、別れや離れてしまうということにはいろんなシチュエーションがあると思うんですよ。遠距離恋愛とかね。別れを重たく捉えず、ポップで前向きな感じにしてみました。

■『きみに読む物語』を聴いた人の反応は?
松尾:いままで作ったどの曲よりも反応がありますね。テーマが明確で、聴かれた方が自分に反映しやすいのではと思いますね。「この歌詞がよかった」「あの人を思い出して涙が出た」とか具体的な感想をくれる人も多いですね。

■『きみに読む物語』といえば、同名の映画がありますね。
松尾:そうです。僕はあの映画が一番好きで、そこから名前をもらいました。テーマも共通する部分があるような気がしませんか?

■今日のライブでは『よろこびの歌』という曲も歌われていましたね。
松尾:この曲は、前回の高知ライブの帰りに思いついたんですよ。当時、先輩から結婚式で何か歌ってよって言われていて、高知から移動するクルマの中でメロディが浮かんできたんですよ。

■ということは、ウェディングソングですか?
松尾:そうですね。結婚式当日を迎えた新郎の視点をイメージした曲です。結婚式に来てくれた大学生時代の仲間たちに君を紹介したい。そして一緒に生きていこうという内容です。

■充実した2007年だったと思いますが、今年を振り返ってどうでしたか?
松尾:今年最初に掲げたテーマが「西千葉から全国へ」だったんですね。それがグッと進んだ一年だったなと。毎年、飛躍の年と言っているんですけど(笑)、今年は飛躍どころか現実味を帯びてきたと感じます。僕は音楽をやっていくんだ、音楽でやっていけるんだって実感できた一年ですね。

■最後にTJK読者にメッセージをお願いします。
松尾:CDがイオンモール高知内のタワーレコードさんに並ぶことになりました。興味がある人はぜひ僕の音楽を聴いてみてください。また、高知にも歌いに来るので、その時は生で見てもらいたいですね。後、HPもあるので、チェックしてもらえるとうれしいです
 

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